CEATEC:幕張メッセで4日開幕 「電力自立型住宅」公開
日産自動車などが開発した電力自立型住宅「スマートハウス」。10月4日開幕するCEATEC2011で展示される。
また、小惑星探査機「はやぶさ」に使われた部品を搭載した人力ヘリコプター(タイコ エレクトロニクス ジャパン)や、人気ロボット「ムラタセイ サク君」の技術を応用した電動歩行アシストカー(村田製作所)など、家電製品に使われる「組み込み技術」を分かりやすくデモンストレーションする展示も行 われる。
◇新エネルギー技術、一堂に
再生可能エネルギーといわれる太陽光発電の課題は、天候に左右される発電量を制御するのに必要な蓄電池が高価なことだ。日産自動車などが開発した 「電力自立型住宅」(試作品)は、電気自動車「リーフ」を蓄電池として使って、太陽光で発電した電力を自動車にためておき、家庭電力として供給する仕組 み。宇宙船のような外観で、家自体に動力はないが、車輪を付けて動かせるようにデザインされた。災害などで停電しても、1世帯の家電製品を2日間、動かす ことができる。日産自動車は8月、電気自動車リーフのバッテリーから一般住宅に電力供給するシステムを公開。2011年度内の販売開始を目指している。東日本大震災の経験から、災害時に生き延びられる街づくりを目指し、展示を企画した
特別展示は、電力自立型住宅のほか、太陽光発電システムを積み非常時の電源車として使えるように設計された「EV屋台、「移動診療所」、クラウド コンピューティング技術を使って予約や充電を一括管理できるレンタカーシステム--などからなり、エネルギーを「地産地消」する未来の地域社会を体感でき る。
透過フィルムを使った「シースルー太陽発電装置」(住友スリーエム)。会場では、携帯電話の充電のデモンストレーションをする=2011年10月3日撮影
◇組み込み技術のデモ
タイコ社の人力ヘリコプター「TE Copter」は、乗った人がハンドルを回して上昇する。体重を自動測定してプロペラの回転を制御する仕組み で、発電量や高度、飛行時間の制御をタッチパネルで行う。一方、村田製作所の電動歩行アシストカーは高さ約1メートル。センサーで傾きを検知し、自動的に バランスを取ることができるため、転びそうになった時に支えてくれるという。シーテックは国内、世界16カ国・地域から約400社が出展し、8日までの期間中、20万人の来場者を見込む。電動バイク、電動アシスト自転車の 試乗ができるコーナーも。事前登録すれば入場無料。当日入場券は1000円。最終日の8日は事前登録しなくても無料で、子ども向けの「電子工作教室」や全 日本ロボット相撲大会、学生向けの就職サポートイベントが開催される。【岡礼子】
2011年10月3日
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