【ワシントン=柿内公輔】米議会上下両院は12日、韓国など3カ国との自由貿易協定(FTA)の批准に向けた法案について、賛成多数で可決した。オバマ政権の通商政策における懸案だった米韓FTAは、発効へ向け大きく前進。日本の対米輸出にも影響が広がりそうだ。
米国がFTAを結ぶのは、韓国のほかパナマとコロンビア。オバマ大統領の署名を経て、来年1月の発効を目指す。オバマ大統領は訪米中の李明博大統領と13日に首脳会談を行う予定で、FTAを軸にした経済関係の強化を確認する。
米国は韓国など3カ国と政府間ではFTAについて合意していたが、米労働者への影響を懸念する米議会の反発で、批准に向けた作業が遅れていた。
米国にとって米韓FTAは、1994年発効のカナダ、メキシコとの北米自由貿易協定(NAFTA)以来の大型案件。政権の輸出倍増計画実現に弾みがつきそうで、オバマ大統領は、「米製品の輸出が促進される」と期待している。
一方、韓国側は月内に批准を終えたい考えだ。7月には欧州とのFTAも発効しており、対欧米輸出の拡大を目指している。
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