2011年10月3日月曜日

東北の就職内々定率、全国並みに回復 8月 民間調査

 2012年春に卒業を予定する東北地方の大学・大学院生の就職内々定率が、全国平均並みまで上がっていることが、就職情報会社の調査でわかった。東日本大震災の影響で、5月末までは全国平均の半分以下に低迷していた。被災した地元での就職をあきらめ、首都圏などの企業で内々定を得る学生が増えたのも一因とみられる。
 この調査は、就職情報サイトを運営するマイナビがウェブサイトで毎月実施。企業が正式に内定を出す10月を前に、8月末で内々定を得ていた学生は、東北6県では58.2%。全国平均の58.5%に並んだ。
 今年は、震災を受けて採用試験を遅らせる企業が相次いだ。そのため内々定率は全国的に前年より低めで推移。とくに東北では被災した学生が就職活動を中断したり、地元企業が採用を控えたりして、落ち込みが激しかった。ただ、7月末には全国平均はほぼ前年並みまで上昇。被災者を優先して採用する企業も出てきて、東北と全国平均との差も縮まりつつあった。
 宮城県内の私立大学の就職支援担当者は「学生が全国の企業に視野を広げるようになって、内々定が増えた」と話す。行政の支援もあり、首都圏や関西などの企業を学生に紹介できたのも大きかったという。

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