それによると、福島第一原子力発電所事故の賠償額が今後2年間で約4兆5000億円、廃炉費用は1兆1500億円に上
る。このため、東電は人件費削減と保有不動産などの売却で総額3兆2500億円を捻出し、国の原子力損害賠償支援機構も増資で東電を公的管理下に置いて支
援する方向だ。
報告書は、電気料金の値上げと原発の再稼働がともに今後10年間できない最悪のケースで、東電が8兆6000億円の資金不足となり、2018年度
に1兆9800億円の債務超過になる可能性があると指摘した。電気料金を10%値上げし、原発が再稼働した場合も、18年度に約7900億円の資金が不足
するという。このため、支援機構からの増資、資金貸し付けなどの資金援助が必要としている。電気料金の値上げを極力抑えるため、東電自身によるリストラも強く求めている。10年間で、東電の試算額の約2倍にあたる2兆5455億円のコス ト削減が可能とした。非効率な関連会社との取引の見直しや代理店の排除、発電所などの設計見直しを求めている。さらに、保有株や関連会社、不動産の売却で 7074億円を確保する。
(2011年10月3日22時41分 読売新聞)
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